オシアヘッドディップ175F、200Fフラッシュブーストは、僕がヒラマサ、キハダ、マグロ類を狙うときに欠かすことが出来ないルアーです。両サイズともに、ボディサイズの割にウェイトがあることが最大の特長。だから、まず飛距離が出ます。浮き姿勢、水面に立つ角度は75度くらいでしっかり立つので、潮、風によってラインが引っ張られてもルアーが流されていきづらい。水をつかまえる力が強いので、アクション時に水の波動を生みやすく、ピンポイントを攻めるときには頼りになるルアーです。スレ気味の魚や、ベイトが小さめのとき、喰いが渋っているときや、凪の日などに、飛距離を出したキャスティングでバイトを誘いやすい。波っ気があるときは、潜らせて水面直下を泳がせる使い方も可能な万能的ペンシルです。リーリングとロッドワークで泳がせれば通常のダイビングペンシル、瞬間的に力を加えるとしっかり水を弾いてポッパーのような動きも出せます。
とても基本性能の高いルアーですが、やはりフラッシュブーストの威力も大きい。引いているときに水中に光を発するので、集魚効果は非常に高いルアーです。水中にダイブさせたときに光が拡散されるので強烈にターゲットにアピールします。魚の目線を上に持ってくる役割は非常に大きい。水中で横にギラっとヒラをうったときに、強烈に魚を引き寄せているように感じますね。
僕自身はロングストロークよりも細かめのストロークで使うことが多いですね。フラッシュブーストの効果を期待しての軽いトウィッチ、ジャークでアピールしてから喰わせる間を取る、そんな使い方がベースになっています。浮かせておくだけでもフラッシングを発するので、あえて動かさなくても存在感をアピールできます。必要以上に動かさない使い方もおすすめですね。潜らせてミノーのようなイメージで使うこともありますよ。
175Fと200Fの使い分けに関しては、アピール度を重視して、デカいサイズから使い始めるようにしています。根に付いているにしても、中層に浮いているにしても、魚にルアーの存在を気付かせて、浮かせるという意味は大きい。飛距離を出して広範囲を探るためにも、大きめのルアーからセレクトすることが多いですね。具体的には大きいサイズの200Fから使う、ということです。
ベイトサイズに合わせる使い方も基本です。大型ベイトを捕食している大型魚を狙うためには、大型のルアーはとても有効です。その反面、小さいサイズのベイトが多いときは、175Fなどの小型ルアーが活躍することが多い。175Fは小振りなサイズですが、PE8号を使ってキャストしていても、バランスがいいので回転したりすることがほとんどありません。重心移動が効いているし、飛距離も十分。狙ったところに落とすことが可能です。
ヘッドディップ175F、200Fフラッシュブーストには、これまでナチュラル系のカラーしかなかったんですが、2023年に新たに2つのカラーが登場しました。アピール重視のAタイプのスケールブーストを採用したAオレンジ、ナチュラルなアピール力を特長とするNタイプのスケールブーストを採用したNホワイトです。2つのNEWカラーに共通するのは視認性に優れているということ。視認性が良いとバイトしてきた場所を確認しやすいのでフッキングさせやすい、というのが最大のメリットです。ドカンッと出たときにルアーを見失っていると「あれ、本当に自分のルアーに出たの?」となって、チャンスを逃すことがありますから。特にローライトのときやラフコンディションで使ってもらうとその効果を実感してもらえると思いますよ。鈴木 斉



